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Farewell, my piece 1

皆様、たくさんの温かい言葉を、どうもありがとうございます。
自分で思っていたよりも、ずっとずっとたくさんの人にトールは大事に思っていただいていたんだということがわかって
なんというか……感無量です。

自分の一部のことなのに、寂しいなんておかしいかな?って思うんですけど。
でもやっぱり寂しいような、そしてそれだけでもないような。
何が混ざっているのかよくわからない、そんな気分で過ごしています。

色々レスが滞っておりますが、ちょっと落ち着いてから書かせていただきますので、申し訳ありませんがしばしお待ちいただけると幸いです。


それでね、人様の記事を読むと泣けるんです。おかしいですねw
記事を書いてくださった皆様、ぜひトラックバックでもコメント欄にリンクでもしてやってください。
コメントする余裕はないかと思いますが、泣きに行きます。笑

じぇいど♪さんのところはなんとか大丈夫でしたが、デセルさんからの手紙とか、もうダメですね。。

トールがいつか還ることは、ちょっと前から感づいてはいたのですが
もっとずっと先のことかと思っていたので、このタイミングでというのは私にとっても急な、驚いたことなんです。

過去生のファンタジーに捕まっているのかもしれなくても、今はしばし彼のことを語りましょう。
通夜式のように、私自身が納得するために。



トールは、私にとっては二人目に出てきた人、ということになるのでしょうか。
最初はイメージトレーニングのときに出てきた銀巫女(マリア)でした。

彼が出てきたのは、忘れもしない第二回なにみえ遠足の前日で。
今の現実のタイミングには原因の見つからない、不可思議で強い感情がいきなり出てくるのは
マリアのときにすでに経験はしていたものの、遠足前日というエネルギーの高まりにあわせてのその強烈さに、
なにが何やらわからないまま、追われるように浮かんできたものを書き留めたのが始まりでした。
それが、銀月物語の最初の一話、「ジャンヌ・ラ・ピュセル」です。

その頃は、ジャンヌさんを愛していたたくさんのうちの一人、という存在で。
背の高い痩せた黒髪の錬金術師でした。

それが遠足直前に昇華され、白っぽい人になって、私(さつきのひかり)が上に行ったときの姿がその人だと、周りの方々に認識されるようになって。


名前はね、「トール」は仮名でした。昔も今も。
銀月物語の、天使の子、のあたりにあるように、昔の本当の名前は彼自身によって封印され、そして未だに本体にもわからないまま、
今彼はルシオラさんにゆかりの名前だけを抱いて還ろうとしています。

彼にとって大切なのはそれだけだから、なのでしょう。

ルシオラさんに出会う前にどうだったかも、ほんのかすかにしかわかりません。
愛する姫君だけを、まっすぐに、ただまっすぐに大切に見つめていたひとでした。


彼にリンクするとき、その想いの強さはびっくりするほどでした。
まっすぐで、広くて、深くて、私(本体)は追いかけるのに必死でした。

その強さはどんなときでも揺らぐことなく、
逆に辛い状況が来たときほど、背中に一枚の板を入れてしゃんとさせるかのように
胆を決めるとは、胆力とはどんなものか、覚悟を決めて人を支えるとはどういうことかを、実地を通して私に教えてくれました。

絶対の守護者、とじぇいど♪さんに言っていただいた彼は
物事の選択に関してとても明快な基準を持っていて、迷う、ということがほとんどありませんでした。
最優先のものがたったひとつ決まっていて、それ以外はいざとなればいつでも捨てられるもの、そう覚悟していたからです。

だからWBHと喧嘩するのも辞さないし、必要なことは何でもできました。
他のすべてを犠牲にしてもなお、心の底から大事にしたいものがあったから
そのために支払えるものは、彼にとっては苦労でもなんでもなかったのです。

辛い選択を迫られると、あるいは辛い話を聞くと、目を伏せてほんの少し下を向いて、ゆっくりと息を吸って、そして吐きました。
そして顔をあげ、その蒼い瞳を開けたときには、もう迷いはありませんでした。
いつでもただ静かな海のように微笑んで、「大丈夫だよ」と答えます。
それが彼の儀式。

そして実際に、一度決めたら揺らぐことはなく
自分の甘えや痛みを見せることは、ほとんどありませんでした。

巌のような強さを持つ人ほど、表面は穏やかで優しいといいます。
トールがそれに該当するかはわかりませんが、
いつも微笑んでいるような穏やかさを持っていながら、中身は鍛えた熱い鋼のような、荒れ狂う氷の海のような強烈なエネルギーを持っているのだと、
相反する波の大きさとそれを律して滅多に出さない鉄のごとき意思に、
強くある、優しくあろうとするというのは、こうやって不断に自分を律することなのだろうかと
必死でついてゆきながら思ったものでした。


唯一無二を追いかけるその強さは、しかし彼の場合には見えないところで何かを犠牲にしている強さでもあり、
今となってはもしかしたら時代遅れであるのかもしれません。

また、銀月物語の読者の方から、「トールさんはパーフェクトすぎて、ちょっと怖い。アルディアスさんのほうが親しみやすい」というご意見をわりにいただくのも、このあたりに理由があるのでしょう。
甘えも痛みも見せない彼の強さは、周りを拒絶しているようにも見えたかもしれません。

けれど、三次元の私にとっては、その時そうでなくては見えなかったであろうこと、できなかったであろうことが、たくさんありました。


そして彼にとっても、そうしていなければ自分を支えることができない、ぎりぎりのラインだったのだろうと思います。……たぶん。

彼は、ほんとうは強くなんかなかったんです。
だって私だもの。 笑

弱くて、愚痴も甘えも吐き出したいときはいくらでもあって。
だけどそれを、声と言葉になる前にすべて飲み込んでいた人でした。

ルシオラさんが成長するまで追って守護するというのが、彼のすべての転生の目的で。
中間生でもおそらくは「トール」という人格を保ち、記憶を持ち続けていました。
そして常にルシオラさんの斜め後ろくらいの位置で守護することを選んでいたのですが、
そうやって近く会っていれば、ツインでなくても普通にコードは繋がります。

トールは、そのすべてを毎回切断していました。
ルシオラさんの魂が、アエルさんと完全に融合する前に万が一トールに惹かれ、魂が分離してしまうことのないように。

だから彼は、毎回まっさらな、自分のことを何も知らないルシオラさんを追いかけていました。
自分自身も三次元に降りるときには記憶を消して、でも「一歩下がって護る」ことだけは魂の底に刻み込んで。

そういう、多分特殊といえる転生を繰り返してきたから、愚痴や甘えを言うことを自分に許さなかったのでしょう。

切望し追い続け護り続けながら、しかし決して彼のことを振り返らせてはいけない姫君。
彼女が正対すべき相手は、いつでもちゃんと他にいるのですから。


見返りを何も求めない愛。

それをいつでも自然にできるほどには、彼は強くも優しくもありませんでした。
私の口を通してさえ、高次元の存在のように穏やかで、相手の自由を保障したその言葉は
もちろん心底望むことでもあったのですが、時には
鉄の意志で想いの坩堝の口を閉めて、そして選んでいた言霊でもありました。


独占欲となりそうなくらいに強い想いがなくては、強力な守護者なんて務まらないのかもしれません。
けれど一度決壊してしまったら、立てなくなってしまうかもしれない。

それは彼の最も恐れるところでした。
太く短い転生を重ねる姫君を追いかけるには、膝を折っている暇などないのですから。


誰にも弱みを見せない、それが彼の強さであり弱さだったでしょう。

そうして彼は、どれほど歩いてきたのでしょう。

セラフィムの時代、ルシオラさんのオペをしたときから……
いえきっと、ルシオラさんの誕生に立会い、その魂の輝きに恋したときから
彼女の翼を切り取り、己の翼も折ったときから。

世界樹で待ち続けていたのは、何万年、何億年後の朝だったのでしょうか?



強靭な精神力なんて、そんな立派なものだったのでしょうか。
無理やりにかぶり続けていた仮面が、いつしか肉について離れなくなってしまった、そんなものであったかもしれません。

トールがルシオラさんの自由を何よりも愛したのは、違いもなく真実ですが

彼はスーパーマンなどではなく、強さと弱さとを抱え込んで生きている
普通の人、でした。
ただそれを、外に見せることがなかっただけ。

絶対の庇護者でありつづけるために。

自分の感情よりもなお、姫君を大事にしたかったから。







(つづく)


【銀の月の物語 第一部】


<☆Bye bye &Thank you トール ☆ > じぇいど♪さん
http://plaza.rakuten.co.jp/californiajade/diary/201006090000/


<【手紙】デセルからトールへ> デセルさん
http://blog.goo.ne.jp/hadaly2501/e/23f705053043612c356dad5b9af750dc



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Re:Farewell, my piece 1 

トールさんって仮の名前だったんですね。
そこまでの意志、すごいです。
なんだか言葉になりません。
魂の底から揺さぶられました。
ありがとうございます。
  • posted by さとみん 
  • URL 
  • 2010.06/10 05:20分 
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Re:Farewell, my piece 1 

さつきのひかりさん、おはようございますm(__)m
老婆心ながら、眠れていらっしゃるでしょうか?
お身体は大丈夫ですか?
自分の中の『人格』が昇華され、消えて(正確には違うのでしょうけど…)ゆく、と言うことが本体にどんな影響を与えるのか、実際にまったくもって凡俗な私には想像すらできません。でも、大切な大切なものとの別れは、やはりとても寂しいですよね…
まだ新参者の私ですら、泣けてくるくらいですから、想像を絶することと思います。
デセルさんからの『手紙』を読んで、朝から泣いてしまいました。
トールさんがいかに愛に生きたか。
それはトールさんご自身の姿勢はもちろんですが、逆にトールさんもみんなからとても愛されて、大切にされていた、と言うことが表わしているように思います。
類は友を呼ぶ、と言うのか、波動は同じ波動を引き寄せる、と言うことですよね。
トールさんの中にあふれんばかりの愛があったから、トールさん自身も愛に包まれていた…
そんな風に思います。
とてもとても素敵ですよね(^-^)
とても辛い時期だと思いますが、ゆっくりと時間をとってくださいね。
元気になったさつきのひかりさんを、心からお待ちしていますm(__)m
ご自愛ください。
  • posted by 月の娘 
  • URL 
  • 2010.06/10 07:48分 
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Re:Farewell, my piece 1(06/10) 

魂ってなんだろう、愛ってどういうことなんだろうと、麻痺した頭でかんがえつづけています。

さつきのひかりさんや、じぇいどさん他みなさんにお会いできたこと、こころから感謝します。

新月のその日まで、トールさんのために祈ります。
  • posted by あもー 
  • URL 
  • 2010.06/10 10:45分 
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Re:Farewell, my piece 1  

>彼は、ほんとうは強くなんかなかったんです。
>>だって私だもの。 笑

いつもはご自身と切り離してお話して感じがしていたので
この言葉が新鮮で、こころに残りました。

どうぞ一休みしてください。
いつもいろんな気持ちを伝えてくださって
ありがとうございます。

トールさん大好きです!



  • posted by ゆえつん 
  • URL 
  • 2010.06/10 12:25分 
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Re:Farewell, my piece 1 

最終的に「さつきさん」として存在の選択をなされたんですね。
ぶっちゃけイロイロ複雑な思いがしますが、全てが良い方向になるように祈っています。
トールさん。お疲れ様。
  • posted by みや 
  • URL 
  • 2010.06/10 12:37分 
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Farewell, my piece 1 

さつきのひかりさん、トールさん、ありがとうございます。色々な想いを教えてくれたこと、そしてその存在に感謝します。。
なんだか胸がいっぱいで、カフェで読んでいたので、あやうく涙が零れそうになり涙をこらえるのに必死でした。
本当にありがとうございます。
このブログにたどり着けたこと、それに関わる人々に出会えたことに感謝します。
  • posted by mint 
  • URL 
  • 2010.06/11 11:40分 
  • [編集]
  • [Res]

Re:Farewell, my piece 1(06/10) 

デセルさんの本体さんの文章って、すごくダイレクトに心に届く感じがしますよね。
私もあちらを読ませていただいて、胸が締め付けられました。。

うまく言葉にならなくてこんなんしか書けませんが、
トールさん&さつきのひかりさん、本当にお疲れ様でした。
  • posted by たまねぎ 
  • URL 
  • 2010.06/11 19:51分 
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  • [Res]

Re:Farewell, my piece 1(06/10) 

こんばんは。トラバ、粘ってみたのですがやっぱりNGなようです(^^;
なので、メッセージ欄で申し訳ないのですが、
アドレスを置いて行きます。

トールへ捧ぐ
http://ameblo.jp/celestialblue444/entry-10559471099.html" target="_blank">http://ameblo.jp/celestialblue444/entry-10559471099.html
  • posted by sui 
  • URL 
  • 2010.06/14 20:46分 
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