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「タロットカードの暗号を解く」

この「マグダラのマリアと聖杯」、邦訳には「タロットカードの暗号を解く」という副題(副副題?)がついています。
最初は「レンヌ=ル=シャトーの謎」を読もうと思ったのに、ついこちらを手にとってしまったのは、それが理由。

この作者によると、タロットカードは「フランスのアルビジョア派における、フラッシュカード式の教理問答書」なのだそうです。
本の中では実際のシャルル6世版の図版をあげ、一枚ずつ解説をしています。
それを見ると、ちょっと強引かな、というところもありますが、確かに筋は通っていますねー。

作者はタロットの順番も、異端として迫害されたアルビジョア派の歴史を表していると言っています。

アルビジョア派、というのは南フランスに広まっていたキリスト教の一派です。
もともと南フランスというのはキリスト磔刑後にマグダラのマリアとその子が流れ着いたところでは・・・という背景があるのですが、
キリスト教でありながら、大地母神信仰に近いものも持っています。

唯一絶対の男性神を崇めるのではなく、女性の大切さを説いていた、というわけ。このあたりの地方では、色々細かい宗派があったようですが、アルビジョア派(カタリ派)では、なんと女性の伝道師もいたそうです。
そうなると、正統派教会としては面白くないですよね。

しかも民間信仰ではもともと大地母神の信仰が強く根付いていましたから、脅威を感じた教会はアルビジョア十字軍を派遣して壊滅に追い込んでしまったのです。

タロットカードには、《女教皇》(または《女司祭長》とも)というカードがあります。
女性が教皇、というだけでもう正統派教会的にはありえない描写。

この女性が持っているのは「真実の書」または「トーラの書」と呼ばれ、モーゼの5書ですから、そのあたりはキリスト教、というかユダヤ教なんですが、背後にある2本の柱は陰と陽を現すボアズとヤキンの柱なんですよね。

たしかに異教的。。
それも、キリスト教の異端派、という色彩を感じます。

ちなみに、シャルル6世版のタロットは何枚か欠落がありまして、この《女教皇》のほか《女帝》なども現存しません。女性崇拝・異端の香りがあまりに濃かったから消されたのではないか・・・と作者は推理しています。

この本を読んでいて、シャルル6世版にかぎっては、作者の推理が当たっているように感じました。アルビジョア派の教理を隠すのに、もってこいの場所ではありますから。

ただご存知の方もいらっしゃるかとは思いますが、タロットというのはいくつもの版があります。スタンダードなユニバーサル・ウェイトをはじめ、トート版、クロウリー版などなど。それぞれに名称や描かれているシンボルが微妙に違っています。

ですからすべてのタロットが元は教理問答書であった・・・とは思いませんが、こんな読み解き方もあると思うと面白いですよね。

ご興味のある方は、どうぞお手にとってみてください^^







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