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なぜ当たるのか 「スピリチュアル・ライフ(135094)」

◆集合的無意識論◆

タロットは当たる、とよく言います。どうしてなんでしょう?

実際にやってみるとわかると思うのですが、タロット占いで出てくるカードは、完全に偶然によって選ばれています(もちろん、故意にトリックを使おうとする場合は別ですが)。
だからこそ、「一枚の神託」なんて呼び方があるくらいなんですね。神様によって出てきたカード…そうすると説明がつきやすいわけです。

「神様」を信じない場合はどうするかというと、今のところ、ユング心理学によって読み解こうとする人が多いようです。「共時性(偶然起こったことが、その人に影響する)」や「無意識」で説明してゆくわけですね。
フロイトやユングの心理学では無意識をとても大切にしますが、特にユング心理学では、「集合的無意識」という概念をもっています。


難しい言葉ですので、ちょっと説明致しましょう。こんな意見もあるんだなあ、というくらいにお読みくださいね。

たとえば、地球上の色々な場所のおとぎ話、意外と似たようなお話が多いのはご存知でしたか?
わかりやすいのは、子供を食べてしまう魔女の話でしょうか。グリム童話の「ヘンゼルとグレーテル」もそうですし、日本のお話でも、道に迷った子供を泊めてくれたお婆さんが、夜中に舌なめずりしながら包丁を研いでいた、なんていうのがありますね。仏教の昔話ならば、鬼子母神がこれにあたるでしょう。

ここにあるのは、「子を食べる母」のモチーフです。
母親というのは包み込むように子供を守り、育てるものですが、その思いがいきすぎて子離れできないと、逆に子供を飲み込んでしまうのですね。
飲み込まれた子供は息苦しく、自分の芽を育てることができません。いつまでも母親のお腹の中にいるかのように、一体にくっついて離れられない。マザコン、といったりしますね。
もちろん離れられないのは精神的な現象ですが、これを目に見えるように描写すると、「食べる」になるわけなのです。

このモチーフは、母と子のいる社会ではどこでも成立します。国が違おうが地域が違おうが、母親の基本心理にそう違いはありません。当然、私達の無意識下には、それが刷り込まれています。
もちろんこのモチーフはタロットにもあり、《女帝》がこれにあたります。基本的には母性や豊饒をあらわすカードなのですが、他のカードとの兼ね合いや位置によっては、「強すぎる母」と読むことがあります。

つまり、人間として共通にもっている無意識の情報――それを、集合的無意識、と呼ぶのです。


ユング心理学ではさらに、この「集合的無意識」は深いところで人間同士つながっている、とします。個人個人が同じ物を持っているだけではなくて、それぞれがつながっている、とするんですね。

そこで、タロットカードの話になります。たとえば、あなたが自分のことを占う。自分の未来ですから、自分の無意識がカードに投影されていると考えられます。意識はしていないけれども、様々なちいさな情報が脳の中には蓄えられていて、カードを選び出すときには無意識のうちに「その情報の集積」になるものを選び出している、と。
自分では気づいていなかっただけで、未来につながる情報は持っているというわけですね。元々自分の中にあるものを外に出していくわけで、これはまだわかります。

それでは、他人を占う場合はどうでしょうか?
まったくの初対面・もしくはメールでのやりとりだったとします。あなた個人の無意識に、いくら探したって相手の情報なんかあるはずがありません。
それでも、カードは当たる。相手からは、「どうしてわかったんですか」なんて言われたりします。これはなぜでしょうか。

ここで「集合的無意識」が出てきます。
集合的無意識では、あなたも相手もつながっている。そこへアクセスすることで、まったく知らない相手の情報でも、相手個人の無意識→集合的無意識→あなた個人の無意識、というルートを通してカードに投影することができるのではないか……というのが、ユング心理学を使った考え方です。


この考え方ですと、相手の性格や思いなどの情報に関しては説明ができますが、未来に関してはどうか、という疑問がでてきますよね。
無意識の中に蓄えられた情報を分析することで、かなりの確率で未来が出てくるんだとか、オカルト的なところではアカシック・レコードにアクセスするとか、色々説はありますけれども、本当のところはわかっていません。
私個人で賛成する説はありますが、まあ「それはそれ」で(^^;
色々な考え方があっていいんじゃないかなあ、と思っています。

ただし他人に対する「占い」はともかく、自分の無意識を投影するには経験上の定評がありますので(占ったことのある方はおわかりでしょう。ご自分の希望がそのまま出ちゃったりしませんか?)、一部のユング心理学者では、心理テストや治療の一環としてタロットカードを取り入れる派もあるようです。

カードには様々な象徴の意味があり、読み取り方も時によって様々。確かに、ロールシャッハやTATなどの「投影法」と呼ばれる心理テストに通じるものはあるような気がします。


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Comment

む、むつかしぃ・・ 

むつかしかったですけど、なんとなく言葉の雰囲気で解ったような気がしています。笑

なぜあたるのか、わからないけど、あたるんですね~~。と思いました。笑
  • posted by scarabe 
  • URL 
  • 2007.02/15 20:55分 
  • [編集]
  • [Res]

Re:む、むつかしぃ・・(02/15) 

scarabeさん
>むつかしかったですけど、なんとなく言葉の雰囲気で解ったような気がしています。笑

>なぜあたるのか、わからないけど、あたるんですね~~。と思いました。笑
-----
そうそう、色んな説があるんですよ。
とりあえず心理学系のを書いてみました。笑

  • posted by さつきのひかり 
  • URL 
  • 2007.02/17 08:04分 
  • [編集]
  • [Res]

すごいですね 

当たると言われている占い師、何人かに観てもらったら、同じ結果になり、それも不思議でした。いまだに不思議で、このブログに辿り着いたのですが、、、偶然の必然って不思議ですね。
  • posted by ますか 
  • URL 
  • 2011.09/24 13:06分 
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